「詩+低音」can't help falling in love発売によせて
2016年 06月 28日
「時代は変わる。」
当然のことですが今回、詩+低音のアルバム制作において一番実感したことです。
今回のアルバム制作は苦難の連続でした。アルバム制作としては6作目になるのですが、それに慣れと怠慢があったのかもしれません。編成もシンプルでいつものメンバー、何とかなるというおごり。何ともなりませんでした。
私自身、こうした事にずいぶん落ち込みました。そして悩みに悩んで考えて、もちろん少し妥協してそのまま進むという道もあったのですが、自分の分身でもある自主レーベルで一度でも自分の納得いかないものを発表するなんてそれこそ、そんな怠慢な事はできない。
そして決心したのは録音のやり直しでした。そうすれば時間も経費もすべて倍になりますし、CDの売れないこの時代で自主レーベルとしてはそこまでの予算確保もなかなか難しい状況です。
ですがここで妥協してしまっては、今まで作ってきた作品も台無しになるし、今後の制作活動においてもずっと後悔をもって進まなくてはならなくなります。そして第一に聴いてくださる皆様に嘘はつけない、という事でした。
でもそのおかげで今回新しい仲間と制作活動ができました。いつもの慣れ親しんだライブハウスBig Appleで録音してそのミックス、マスタリングをエンジニアの伊藤英彦さんにお願いしました。思いっきりこだわってそして一緒に音作りをしてもらいました。私達の意図や心意気を言わずとも理解してくれ、最大限に生かしてくれる素晴らしい仕事ぶりでした。
そしてジャケットにはピアニスト井山あきのり氏の奥様でもあり銅版画作家の才村昌子さんにお願いしました。ジャケットをどうしようか?と考えたときに何故か才村さんの作品を思い出したのです。意を決してお願いしてみたところ快諾していただけました。ちょうどその頃、才村さんがグループ展を開いているということで早速出かけて行きました。そして才村さんの作品を見たとき今までぼんやりしていたイメージが確実なものになりました。素晴らしい作品になる!
こういった新しい仲間とそして長年連れ添った仲間と共に、こだわりにこだわり抜いた新しい作品がここに生まれました。
「時代は変わる。」もちろん変わらずそこにあるもの、変わらずそこにいてくれる人たち、私にとってかけがえのない存在で大切にしていかなければならないものです。古きものやその歴史を尊重することも忘れてはいけません。でもそこに新しい風を注ぎ込むこともとっても大事で、そうすることでそれらの大切さに気付かされるのです。バランスと調和を保ちながら今の時代を生きていくことがとっても大事なんだな、と気づかされました。
今回のアルバム制作で大変なこともありましたが、そのおかげで少しだけ成長できたのではないかと思っています。このアルバムは私の中で新たな一歩を、新しい時代の始まりを感じさせてくれる記念すべき大切な作品となりました。なんだかファーストアルバムを発表した時の感じに似ていますね(笑)。
そんな私たちの作品を是非たくさんの方々に聴いて頂きたいです。今回のアルバム制作に関わってくださった皆様に心より感謝しています。ありがとうございました。
東ともみ
■「詩+低音」2nd Albam "can't help falling in love"のお知らせ↓
http://tomomikki.exblog.jp/22836622/
■ライブはこちら↓をご覧下さい。
東ともみ公式HP...http://www.momotyun.info/
当然のことですが今回、詩+低音のアルバム制作において一番実感したことです。
今回のアルバム制作は苦難の連続でした。アルバム制作としては6作目になるのですが、それに慣れと怠慢があったのかもしれません。編成もシンプルでいつものメンバー、何とかなるというおごり。何ともなりませんでした。
私自身、こうした事にずいぶん落ち込みました。そして悩みに悩んで考えて、もちろん少し妥協してそのまま進むという道もあったのですが、自分の分身でもある自主レーベルで一度でも自分の納得いかないものを発表するなんてそれこそ、そんな怠慢な事はできない。
そして決心したのは録音のやり直しでした。そうすれば時間も経費もすべて倍になりますし、CDの売れないこの時代で自主レーベルとしてはそこまでの予算確保もなかなか難しい状況です。
ですがここで妥協してしまっては、今まで作ってきた作品も台無しになるし、今後の制作活動においてもずっと後悔をもって進まなくてはならなくなります。そして第一に聴いてくださる皆様に嘘はつけない、という事でした。
でもそのおかげで今回新しい仲間と制作活動ができました。いつもの慣れ親しんだライブハウスBig Appleで録音してそのミックス、マスタリングをエンジニアの伊藤英彦さんにお願いしました。思いっきりこだわってそして一緒に音作りをしてもらいました。私達の意図や心意気を言わずとも理解してくれ、最大限に生かしてくれる素晴らしい仕事ぶりでした。
そしてジャケットにはピアニスト井山あきのり氏の奥様でもあり銅版画作家の才村昌子さんにお願いしました。ジャケットをどうしようか?と考えたときに何故か才村さんの作品を思い出したのです。意を決してお願いしてみたところ快諾していただけました。ちょうどその頃、才村さんがグループ展を開いているということで早速出かけて行きました。そして才村さんの作品を見たとき今までぼんやりしていたイメージが確実なものになりました。素晴らしい作品になる!
こういった新しい仲間とそして長年連れ添った仲間と共に、こだわりにこだわり抜いた新しい作品がここに生まれました。
「時代は変わる。」もちろん変わらずそこにあるもの、変わらずそこにいてくれる人たち、私にとってかけがえのない存在で大切にしていかなければならないものです。古きものやその歴史を尊重することも忘れてはいけません。でもそこに新しい風を注ぎ込むこともとっても大事で、そうすることでそれらの大切さに気付かされるのです。バランスと調和を保ちながら今の時代を生きていくことがとっても大事なんだな、と気づかされました。
今回のアルバム制作で大変なこともありましたが、そのおかげで少しだけ成長できたのではないかと思っています。このアルバムは私の中で新たな一歩を、新しい時代の始まりを感じさせてくれる記念すべき大切な作品となりました。なんだかファーストアルバムを発表した時の感じに似ていますね(笑)。
そんな私たちの作品を是非たくさんの方々に聴いて頂きたいです。今回のアルバム制作に関わってくださった皆様に心より感謝しています。ありがとうございました。
東ともみ
■「詩+低音」2nd Albam "can't help falling in love"のお知らせ↓
http://tomomikki.exblog.jp/22836622/
■ライブはこちら↓をご覧下さい。
東ともみ公式HP...http://www.momotyun.info/
by tomomikki
| 2016-06-28 10:07
| 詩+低音