感動とは。
2011年 03月 20日
感動とは心に余裕がある人間がすることです。
屋久島に旅したとき、縄文杉ツアーに行きました。山道を往復11時間のコース。
若干、リサーチ不足の私は、まさかこんなに歩くとは思ってなかったし、
ハイキングコースのようなものだと思っていたんです。
甘かった・・・(汗)
結構ハードな山道もあり、普段歩いていない者にとっては結構厳しいコース。
朝4時に起床。まず4時に寝ることはあっても4時に起きることは無いですよね。
明日は朝4時起床だからって、普段そんな時間に寝ること無いのに、10時に床についても寝れませんよね・・・。
寝れないまま時が過ぎ結局1~2時間しか寝れず、
しかも、朝ごはん食べておかないと体力が持たないからと、
朝ごはんを食べさせられ・・・。気分の悪いまま歩き出す。
ガイドさんの素晴らしいペース配分により歩き出しましたが、やっぱり気分悪いししんどいし・・・。
でも私が「やめる」と言うと、ツアー全部が終わってしまうから、そういう訳にはいかない・・・。
他のツアーに参加した人達はこの日のために、
「仕事終わりで2時間家の近所を歩いてました。」「2ヶ月前から鍛えてました。」
とか言う面々。私は何一つ準備無く、しかもネパールへ旅していてどっちかと言うと体力低下してるぐらい・・・。
それでも、こんな思いをしてみた縄文杉はさぞかし美しく、感動的なのだろう!!!
と頑張って歩いたわけです。
そして縄文杉ふもとへ到着。
ガイドさんは「皆さん、この階段を上ればあの!!!縄文杉ですよ~。」
「苦労して歩いてきて良かったですね~~~やっと着きましたよ!!!」
と演出。
ここでは私も少しは期待したわけです。
でもねかなり疲労してて、どっちかと言うとその階段上るのもしんどいしーーーーと言う感じでしたけどね(汗)
そしてその階段を上りました。
ガイドさん、「ほら皆さん!!!縄文杉です!!!」
私、「・・・・?木やん。ただの、でかいけど・・・」しら~~~・・・。
縄文杉を見たと同時に私を襲ったのは絶望だった。
ここが折り返し地点・・・。ここに達したと言う事は、これから同じ道のりを引き返すと言う事。
同じ距離を、同じ時間を、歩くと言う事。その現実を突きつけられるわけです。
そのショックたるはハンパないですよ。
でも一緒にツアーに参加した人達は、「凄いね~、大きいね~神秘的だね!歴史を感じるよね~」などと感極まっている・・・。
私ときたら、これからの道のりを考えると、そんなちんけな感動より幻滅だ・・・。
そしてそのとき私は気づいたのです。
「感動する」と言う事は気持ちに余裕のある人間のすることなんだな、と。
明らかに周りと温度差があった事は隠し切れなかった。残念・・・。
つづく・・・
屋久島に旅したとき、縄文杉ツアーに行きました。山道を往復11時間のコース。
若干、リサーチ不足の私は、まさかこんなに歩くとは思ってなかったし、
ハイキングコースのようなものだと思っていたんです。
甘かった・・・(汗)
結構ハードな山道もあり、普段歩いていない者にとっては結構厳しいコース。
朝4時に起床。まず4時に寝ることはあっても4時に起きることは無いですよね。
明日は朝4時起床だからって、普段そんな時間に寝ること無いのに、10時に床についても寝れませんよね・・・。
寝れないまま時が過ぎ結局1~2時間しか寝れず、
しかも、朝ごはん食べておかないと体力が持たないからと、
朝ごはんを食べさせられ・・・。気分の悪いまま歩き出す。
ガイドさんの素晴らしいペース配分により歩き出しましたが、やっぱり気分悪いししんどいし・・・。
でも私が「やめる」と言うと、ツアー全部が終わってしまうから、そういう訳にはいかない・・・。
他のツアーに参加した人達はこの日のために、
「仕事終わりで2時間家の近所を歩いてました。」「2ヶ月前から鍛えてました。」
とか言う面々。私は何一つ準備無く、しかもネパールへ旅していてどっちかと言うと体力低下してるぐらい・・・。
それでも、こんな思いをしてみた縄文杉はさぞかし美しく、感動的なのだろう!!!
と頑張って歩いたわけです。
そして縄文杉ふもとへ到着。
ガイドさんは「皆さん、この階段を上ればあの!!!縄文杉ですよ~。」
「苦労して歩いてきて良かったですね~~~やっと着きましたよ!!!」
と演出。
ここでは私も少しは期待したわけです。
でもねかなり疲労してて、どっちかと言うとその階段上るのもしんどいしーーーーと言う感じでしたけどね(汗)
そしてその階段を上りました。
ガイドさん、「ほら皆さん!!!縄文杉です!!!」
私、「・・・・?木やん。ただの、でかいけど・・・」しら~~~・・・。
縄文杉を見たと同時に私を襲ったのは絶望だった。
ここが折り返し地点・・・。ここに達したと言う事は、これから同じ道のりを引き返すと言う事。
同じ距離を、同じ時間を、歩くと言う事。その現実を突きつけられるわけです。
そのショックたるはハンパないですよ。
でも一緒にツアーに参加した人達は、「凄いね~、大きいね~神秘的だね!歴史を感じるよね~」などと感極まっている・・・。
私ときたら、これからの道のりを考えると、そんなちんけな感動より幻滅だ・・・。
そしてそのとき私は気づいたのです。
「感動する」と言う事は気持ちに余裕のある人間のすることなんだな、と。
明らかに周りと温度差があった事は隠し切れなかった。残念・・・。
つづく・・・
by tomomikki
| 2011-03-20 17:30
| 鹿児島・屋久島 日記