凡人
2010年 05月 24日

写真は自然の一部分ではないのだ自然の一部分を切り取ったのではない。
勝手に景色の一部分を切りはなしたものではないのだ。
肖像写真にした処で、決して、其の人の人生ではない。
別な新しいものの筈だ。如何に採光に苦心して実在感を表そうとしても、
決して、それは其の人ではあり得ない
一枚の写真に過ぎないのだ。
音楽とはまた違うかもしれないけど、
同じ作品を生み出す者として、
私には決して言うことはできないな・・・。
本人にしたらいろんな思いがこめられて作った曲にしろ音楽にしろ、
そういうことを知らずして聴いた人にしたら、そこにある音楽に過ぎない。
そのそこにある音楽を聴いて、人がどう思うか?どう感じるか?
そこに何が見えるのか?何が聞こえるのか?何か引っかかってくれるのか???
何も見えないのか?何も感じないか?ただ過ぎていく音楽なのか?
私にはまだ自分の音楽を「そこにある音楽に過ぎない」と言えるまでの勇気はないな。
私は凡人です。
by tomomikki
| 2010-05-24 14:50